最低賃金法制に関して(2):賃金に関する統計から
最低賃金法制が国民投票で多数の反対票を得たことはすでに書きましたが、今回は、では一体スイスの低賃金とはどういうものか、統計で見てみることにしましょう。 少しデータが古いのですが、2010年の事業所対象の給与統計をもとに、
最低賃金法制が国民投票で多数の反対票を得たことはすでに書きましたが、今回は、では一体スイスの低賃金とはどういうものか、統計で見てみることにしましょう。 少しデータが古いのですが、2010年の事業所対象の給与統計をもとに、
最低賃金法定化を求める国民投票はその結果がNoであったことから、世界の国々からスイス国民は最低賃金を設けて労働者の生活を安定させようと考えないのか、と驚かれたのは確かですが、むしろその開票以前に22フラン(2,500円)
5月18日の国民投票で、大方の予想通り、時給22フラン(月給換算で約4,000フラン)の最低賃金をスイス全国で法定化しようという提案が否決されま した。反対票はスイス全国で76.3%にも上り、もっとも反対の少なかったBa