スイスの社会保険、とりわけ、給与に関連する各種保険の今年の主要な変更点は、以下のとおりです。
- EO(Erwerbsersatzordnung)の保険料、雇用者・被雇用者分合計が2015年の5%から0.45%に引き下げられました。雇用者・被雇用者それぞれ0.025%ずつ、保険料の負担が少なくなります。
- 労働災害・事故等の法定保険(obligatorische Unfallversicherung) の給与上限額が引き上げられます。これまでは年間CHF 126,000までの給与が補償の対象であり、同時にその額まで保険料がかかっていましたが、2016年は年間CHF 148,200までの給与が補償・保険料負担の対象となります。
- 上記Unfallversichrung の上限額の引き上げに伴い、雇用保険(ALV, Arbeitslosenversicherung)の給与上限額も変わります。補償対象上限は年間CHF 148,200となります。また、保険料はこれまで、年間CHF 126,000までの給与に雇用者・被雇用者分合計で2%、それ以上の給与に1%がかかっていましたが、2016年は年間CHF 148,200までの給与に2.2%、それ以上の給与に1%となります。
社会保険関連の数字をアップデートしました。「お役立ち情報」 内の「スイス現行保険料率と各種制限額」をご覧下さい。
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